【インターネットが遅い!】社内ネットワーク?回線?プロバイダ? 整理してみました
最近というよりもずっとですが、お客様からネットワークが遅い!というのをよく言われます。混む時間があって~とか、出社してみんながメール見る時間帯で遅くなって~と説明している内容を纏めてみました(*'▽')
■ケース1 機器
①ルーターが古い機種でWAN側が100mタイプのもの
小さい会社だとYAMAHAが多いと思いますが、これが古いタイプのルーターで稼働している。Windows10になってセッション数が多いため耐えきれないこともある。
②各島のテーブルにあるHUBが古い
誰も知らない埃被ったHUBが机の横に張り付いているパターン
③UTM機器のウイルスチェックやURLフィルタリング機能による速度低下
機能ON/OFFで速度が断然変わります。その場合上位機種にする必要があります。
■ケース2 物理ケーブル
①LANケーブルも数年経つと劣化します。またはカテゴリーが古いタイプで伝送速度が低かったりします。
また床下配線でも、踏まれてケーブル破損や、配線が難しいため、入れ替えずにそのまま使用するため劣化していきます。
②LANケーブルがループしている
上記状態で切り分けするとすれば、PCをルーターに直接接続し回線速度を計測します。
もちろんほかの人がネットワークを使用していない状態で計測する方が望ましいです。
■ケース3 人害
①ウイルスや外部からのアタックが掛かっている
②誰かが悪さしている(P2Pなど)
大分前の話ですが私の知り合いがP2Pソフトやっていて、社内で問題になったって言ってた(爆)
【自宅 ルーター ONU】--★この間★--【NTT基地局】--【プロバイダ】
下記サイトで計測できます。
■ケース5 NTT中継局から各契約プロバイダへ接続するためのPPPOEサーバ(終端装置)が混んでいる。
実はここら辺で私自身もよく事情が分かっていなかったのですが、PPPOEサーバがNTT局に設置されていて、プロバイダ側は関与できないようです。
そのためプロバイダサイトで大容量バックボーンだから早いと謳っていても、その前で詰まってしまっているので意味がないのです。
そのためお客様からプロバイダ側に、インターネットが遅い!とクレームがくるので、プロバイダ側がNTTに増設を要請しているのですが、NTT側としてはユーザ数(契約お客様)が一定以上じゃないと増やせないとして対応してくれないとのこと。使用率ではなく、ユーザ数によって増設するか決めているようです。
最近youtube、amazon、ネットフリクスの動画閲覧が当たり前になり、一人当たりの回線使用率も高くなっているため、人数が増えていなくても圧迫してしまいます。
ここら辺の情報はネットで調べると下記のように色々でて、話し合いをしているようです。
★参考資料 (JAIPA)
▽PPPoEトラヒックおよびIPoE県間伝送路等について
https://www.soumu.go.jp/main_content/000667412.pdf
▽インターネットの速度低下における主な課題と当協会の取り組みについて
https://www.jaipa.or.jp/information/docs/180411_2.pdf
ただONUの再起動を行ってみると、別のPPPOEサーバに接続され、このサーバの接続数が少ない場合は早くなるようです。(※はっきりとそうですとは言えないです)
■ケース6 プロバイダのバックボーン回線の細さ、利用率(地域差あり)
ケース5をクリアしてようやく次にプロバイダ側になりますが、こちらに関しては
無料で試せるプロバイダを試してみるぐらいかなと、私の場合はinterlinkを試しています。
ただこちらも時間がたてば遅くなる可能性がありますので注意を。
★ケー5,6の解決策は?
あとはIPv6サービスを使うか、PPPOEサーバを経由しないNUROやKDDI回線を使うぐらいでしょうか。