零細システムエンジニアの備忘録

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Apache Benchの基本的な使い方

Apache Benchは、HTTPサーバーへの負荷テストを行うためのツールです。

以下は、Apache Benchの基本的な使い方についての手順です。

1:Apache Benchのインストール

Apache Benchは、Apache HTTPサーバーに含まれているので、Apache HTTPサーバーをインストールすることで利用できます。また、別途Apache Benchのパッケージをインストールすることもできます。

 

2:テスト対象のURLの指定

テストしたいURLを指定します。例えば、以下のように実行します。

ruby
$ ab http://example.com/リクエスト数と同時接続数の指定

テストする際のリクエスト数と同時接続数を指定します。以下の例では、1000リクエストを100同時接続で行っています。

ruby
$ ab -n 1000 -c 100 http://example.com/

結果の表示

Apache Benchは、リクエストの完了時間、平均応答時間、平均リクエスト時間、リクエスト成功率などの結果を表示します。以下の例では、リクエスト完了時間が0.5秒以下であるリクエストの成功率が100%であることがわかります。

 

yaml
Concurrency Level: 100 Time taken for tests: 5.865 seconds Complete requests: 1000 Failed requests: 0 Total transferred: 128000 bytes HTML transferred: 125000 bytes Requests per second: 170.44 [#/sec] (mean) Time per request: 586.487 [ms] (mean) Time per request: 5.865 [ms] (mean, across all concurrent requests) Transfer rate: 21.36 [Kbytes/sec] received

以上がApache Benchの基本的な使い方になります。テスト結果をもとに、サーバーの負荷に耐えられるかどうかを評価することができます。